【完全予想】2025年11月小倉GⅠ 競輪祭女子王座戦/出場28名の注目&優勝候補を徹底分析

GⅠ第3回競輪祭女子王座戦

11月19日(水)〜21日(金)、小倉競輪場を舞台に、ガールズケイリン女子部門の最高峰レースとして、競輪の祭典「競輪祭」期間中に開催される、競輪祭女子王座戦(GⅠ)。

本大会は2023年にスタートし、女子ケイリン界において極めて格式の高いレースとして注目を集めています。

出場枠は正選手28名、補欠2名。選考期間は3月〜8月、出走回数最低24回という条件も課されます。

優勝者には、年末の女子ケイリン頂上決戦であるガールズグランプリへの優先出場権が与えられ、文字通り“この一年の締めくくり”とも言うべき大舞台です。

小倉競輪場の400mバンク、ナイター開催という舞台特性も、このレースを一層ドラマティックにしています。

選手たちの脚力・駆け引き・意地がぶつかり合う3日間。多くのファン・車券ファンが、女子ケイリン最高峰の戦いを見逃せません。


2025年大会の出場予定選手が発表されており、名だたるガールズケイリンの強豪が名を連ねています

その中から、特に優勝争いに絡みそうな選手をピックアップします。

  • 佐藤水菜(神奈川・114期)
     女子ケイリン界の“絶対女王”とも言われる存在。世界トラック競技でも好成績を残す強さを持ち、昨年の本大会でも優勝を果たしています。今年も安定した成績を残しており、優勝最有力候補と見てよいでしょう。

  • 梅川風子(東京・112期)
     本大会初代優勝者。ナショナルチーム経験もあり、その脚力・勝負勘には定評があります。大会経験という意味でも強みです。

  • 児玉碧衣(福岡・108期)
     地元福岡近隣ということで“場所得”も期待できる一人。実力はあるものの、近年はいまひとつ波に乗り切れていない面も。ここで再び本領発揮できるかがカギです。

  • 太田りゆ(埼玉・112期)
     パリ五輪出場などトラック競技経験も豊富で、ガールズケイリン転向後は着実に実績を積んでいます。「優勝しか出場権がない」といわれるガールズグランプリ狙いの中で、ここを勝機とする可能性も。

  • 坂口楓華(愛知・112期)
     賞金ランキング上位で安定感を備えています。優勝こそないものの、決勝進出レベルには十分近く、展開次第では一気に台風の目となる可能性も。

以上5名を軸として、その他にも尾崎睦、石井寛子、久米詩、小林莉子ら実力選手が混戦を演じることが想定されます。


まず、舞台となる小倉競輪場の特徴を理解しておくことが重要です。400mバンクであり、ナイター開催なので気温・風の影響も考慮されます。

  • 内枠が有利と言われるものの、女子戦では番手・まくり・差しと多様な展開があり、機動力・位置取り・タイミングが勝敗を左右します。

  • 展開的には、「逃げ・先行」が有利なことが多いですが、女子重賞ではスピード型が外からまくる展開も少なくありません。昨年の決勝では、佐藤水菜が外を回して梅川風子らを差す強さを見せました。 

  • 3日間トーナメント方式(予選→準決勝→決勝)という性格上、初日のコントロール・2日目の位置取りが最終日に効いてきます。選手にとっては“3日間の戦い”であり、勢いや疲労、勝ち上がりの展開も読みどころです。

  • 気温や風の揺れ、ナイター時間帯の影響も若干あるため、脚力だけでなく調整力・展開ニング(番組・車番)も勝敗に影響を与えそうです。

以上を踏まると、「前めから積極的に動く選手+仕掛けるスピード型選手」が決勝では上位に残る可能性が高いと言えます。


本大会は3日間にわたるトーナメント方式です。以下、勝ち上がりのポイントを整理します。 

  • 第1日(予選):4レースで各1〜3着12名と4着4名+選考順位上位2名が準決勝へ。ここでの番手・着順・余力温存が非常に重要。

  • 第2日(準決勝):2レースで各1〜3着6名と4着2名+選考順位上位1名が決勝進出。ここでの着順が車番を決め、決勝の内枠・有利車番を得られる。

  • 第3日(決勝):最終第12レースで優勝者が決定。車番・仕掛け・位置取りが勝負を分ける。

戦略としては、予選・準決勝で過度に脚を使い過ぎず、決勝まで温存できるかが鍵。さらに、選考順位上位の選手は番組上優位車番を得られる可能性が高く、そういった選手には展開・位置取りでの優位が期待できます。

また、決勝では番手・捲り・差しが絡む展開を想定し、「どこで仕掛けるか」「外をまくる余力があるか」「前めで展開を作れるか」がポイントになります。特に女子ケイリンでは、「展開ひとつで飛ぶ/沈む」が顕著なため、仕掛けどころの読みが重要です。


ここまでを踏まて、私なりの優勝候補・穴(波乱)候補を挙げます。必ずしも的中を約束するものではありませんが、車券参考として有益な視点です。

◎優勝濃厚候補

  • 佐藤水菜:実力・実績・番組上も優位。決勝進出はほぼ確実、優勝最有力。

  • 梅川風子:初代王者の実績と経験値。展開次第で佐藤を破る一手あり。

○上位狙い候補

  • 児玉碧衣:地元福岡近隣で“場所得”+実力あり。決勝突進の可能性。

  • 太田りゆ:トラック競技出身で持久・脚力強め。前を取りきれればチャンス大。

  • 坂口楓華:安定して走るが、勝ち切るには展開の味方が必要。

▲穴・波乱狙い候補

  • 尾崎睦:番組・展開次第で浮上。中団からまくり展開が合えば面白い。

  • 石井寛子:やや勢いに欠ける面もありますが、実力は侮れず、展開好転で好走可能。

  • 久米詩:中距離タイプの脚が活きれば、3着以内の可能性あり。

6. 予想車券参考(私の印)

予想として、以下のような車券構成を考えています(あくまでも参考です)。

  • 3連単本線: ◎→○→▲
     例:佐藤水菜 → 梅川風子 → 児玉碧衣

  • 抑え: ◎→▲→○、○→◎→▲、▲→◎→○
     例:佐藤水菜 → 太田りゆ → 坂口楓華 など

  • 波乱狙い: 上記穴候補を絡めた“2着・3着”への流しも検討。

展開としては、「佐藤が前めで位置を取り、梅川が番手から仕掛ける。外枠から児玉・太田がまくりを仕掛ける」イメージ。もし先行取り切り展開となれば、太田りゆが逃げ切るシナリオも。逆にペースが速くなると、まくり・差しが決まる展開に。だからこそ、展開変動への備えも持ちたいところです。


3日間というタフな戦いの中で、ガールズケイリン最強の称号を得るのはたった1人。

展開・調子・番組・位置取り…あらゆる要素が絡み合います。

優勝最有力は佐藤水菜。とはいえ、梅川風子・児玉碧衣・太田りゆら“伏兵扱い”でも実力十分の選手たちが控えており、「波乱のGⅠ」になる可能性も大いにあります。

車券を楽しむ方も、ガールズケイリン界のファンも、このGⅠ・競輪祭女子王座戦でしか味わえない熱戦とドラマに注目しましょう。

11月19日からの3日間、どうかお見逃しなく。あなたの予想・車券の参考となれば幸いです。




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