朝日新聞社杯競輪祭2025予想|展望や優勝候補・出場108名を徹底分析!

GⅠ第67回朝日新聞社杯競輪祭

今年度、11月19日(水)から24日(月・祝)までの6日間、福岡県北九州市にある小倉競輪場を舞台に、ガチンコ頂上決戦であるGⅠグレード競走、朝日新聞社杯競輪祭が開催されます。

この “競輪祭” は、年間のグレードレースの中でも最終盤に位置づけられ、特に“年末の” KEIRINグランプリ2025 出場権を目指す選手たちにとって、最後の山場とも言える舞台です。

優勝賞金も副賞を含めて5,000万円を超える設定になっており、その価値の高さも大会の格を物語っています。

また、選考方法を見ても、108名の正選手が選ばれ、最低出走回数(24回)等の条件も設けられています。

したがって、出場するだけでも“今年実績を残してきた精鋭”と見ることができ、決勝進出どころか優勝を狙えるメンバー構成になっていると言えます。

GⅠ競輪祭2025
引用:小倉競輪公式より


出場予定選手リストを見ると、全国各地区から名だたる“SS班”や“S1級”の選手が参戦しています。

特に注目すべきは以下の選手たちです。

  • 古性優作(大阪・100期)
     選考順位1位。実績・安定感ともに文句なし。今年度も複数のグレードレースで好走しており、優勝争いの中心的存在です。

  • 郡司浩平(神奈川・99期)
     2位選考。経験豊富で、レース巧者として決勝常連。年末の大舞台を射程に入れているだけにモチベーションも高い。

  • 脇本雄太(福井・94期)
     3位選考。前年度の本大会を制しており、この大会において「主役」を任される機会も十分。

  • 眞杉匠(栃木・113期)
     若手精鋭としてこの舞台に名を連ね、勢い・伸びしろともに注目です。

  • 岩本俊介(千葉・94期)
     ベテランながら今年も好成績。決勝での勝負強さが光ります。
    このほか、選抜方法・選考順位で名を連ねた他多数のS級選手が参戦。

つまり、この大会では「優勝=グランプリ出場権獲得に近づく」という構図もあり、どの選手も本気度満点です。


小倉競輪

優勝を狙ううえで、舞台である小倉競輪場(400mバンク/みなし直線56.9m)という特性を知ることが不可欠です。

いくつかポイントを整理します。

  • 直線が比較的長め(みなし直線56.9m)ため、位置取り・追い込み差しの展開も十分に起こり得る。

  • ナイター開催となるため、夕方以降・夜間の気温低下・風の影響も意識した脚質・調整がカギ。

  • また、GⅠということで1次予選→2次予選→準決勝→決勝と日を跨いだ長丁場戦になるため、初日・2日目の走り・余力温存が最終日に活きます。

  • 小倉特有の舞台「地方色・九州勢の活躍」も無視できず、地元エリアの勢い選手が躍動する可能性も高い。

以上を踏まると、勝負どころとしては「前めで位置を取れる先行・逃げタイプ」+「番手・捲り・差しが決まるスピード型」が優位となりやすい。

さらに「初日からしっかり走り、疲労を残さずに最終日へつなげる」体力・調整力も重要です。


この競輪祭は6日間にわたる戦いで、1次予選→2次予選→準決勝→決勝という長丁場。パターンとしての戦略を理解しておきましょう。

1次予選(初日〜2日目)

各選手2走し、ポイント制により次のラウンドに進出。ここで無理をし過ぎると余力を失う可能性あり。

2次予選・準決勝(4〜5日目)

ここで番組・車番・勝ち上り条件が決まるため、位置取り・展開読みがよりシビアに。

決勝(最終日)

6日目の最終レースで優勝が決まります。疲労・脚の残り・展開の読み・車番位置が勝敗を大きく左右します。

戦略としては「初日に安全圏で通過」「中盤で番手・位置を確保」「決勝に備えて脚を温存」という流れが理想です。

ただし、GⅠだけに“初日から勝負仕掛け”してくる選手も多く、番組・展開の読み違いがそのまま敗因となるパターンもあります。

特に最終日の決勝では、「逃げ切り」「番手から差し」「大外から捲り」など多彩なパターンが想定されるため、展開想定を多層的に持っておきたいところです。


要点(サマリー)

要点内容
車番の偏りが強い直近10年の決勝では1番車と7番車が好成績。特に1番車の優勝回数が多く、7番車も要注意。車番は予想の重要因子。
決まり手は「差し/まくり」が強め小倉のS級(9車立て)データでは差しが約50%前後と高く、捲りも一定比率を占める。逃げは少なめ。展開次第で差し・捲りが決まりやすい。
荒れるケースも多いが、上位は実力者が多いGⅠだけに強豪が揃い「一発」で荒れる場面もあるが、近年の覇者はS級上位や実績選手が多い。過去10年の優勝者リストはデータ的根拠に。
ナイター開催・400mの直線長が差しを生みやすいみなし直線がやや長めなため、差し・追い込みが通りやすい場面あり。気温・風(ナイター)も脚質に影響。

1) データの範囲と一次ソース

  • 対象期間は主に過去10年分(概ね2015〜2024年)決勝レース結果・場別決まり手データ・車番別成績など。一次ソースは競輪公式(優勝者一覧)、場別データ集(小倉バンクの決まり手比率等)、競輪専門メディアの決勝傾向分析記事です。

2) 車番(枠) 傾向 — 「1番車」「7番車」が特に強い

  • 直近10年の決勝データをみると、1番車と7番車の優勝回数・入着率が他より高いという明確な偏りが確認できます。特に1番車は「優勝回数が多い」傾向です。これは歴代データの集計でも繰り返し指摘されています。

  • 解釈:GⅠの決勝では実力上位(=選考順位上位)が1番車に入ることが多く、「実力+車番」の相乗効果で1番車が有利になることが多い。また7番車は外枠からの捲り・強襲で結果を出すケースがあり、大舞台での強者が7番に入ると脅威。

  • 実戦アドバイス:決勝で1番車が強い時は本線に据える。ただし1番車が速攻を仕掛けられない場合は、7番車の「外捲り」を抑える複数展開を作る(1着候補+7番をヒモに入れる)と良い。

3) 小倉バンクの決まり手傾向 — 「差し」が非常に目立つ

  • 小倉の場別統計(直近の集計)では、S級9車立てでの1着決まり手は「差し:約50%」「捲り:約37%」「逃げ:約12%(数値はサンプル期間による変動あり)」のように、差し・捲りが中心。つまり前に出るより差して伸ばすタイプが通用しやすい

  • ナイター・400m(みなし直線が若干長い)という特性から、内外の差が出やすく、位置取りで差しが決まりやすい状況が多く見られます。

4) 決勝の荒れやすさ・配当傾向

  • 過去10年の決勝を見ると、「堅い年」もあれば「大荒れの年」もあり一概には言えないものの、車番偏向(1・7)が強い年は配当が低めに収まりやすく、逆に番手に怪しい伏兵が入ると高配当になりやすいという傾向が示唆されています。専門メディアの分析でも「荒れる/堅いの見極め」が予想ポイントとして指摘されています。

  • 実戦アドバイス:決勝で1・7など“強い車番”が実力者なら本線、そうでなければヒモ荒れを警戒して穴狙いの保険を持つ。

5) 優勝者のタイプ(過去10年の傾向)

  • 過去10年の優勝者をみると(例:2015〜2024の優勝者一覧)、GⅠ優勝は実績あるS級上位や年末グランプリ路線の常連が多い(平原、脇本、郡司など) — “実力のある常連”が最終的に結果を出すパターンが多いです。

  • ただし「勢いのある若手」が一気に台頭して優勝するケースもあり、勢い(直近の成績・調子)は無視できません。

6) 「展開」読みの具体的着眼点(予想チェックリスト)

  1. 車番配置:決勝の1・7車の顔ぶれ(実力者か否か)を最優先で確認。

  2. 直近4走の成績(勢い):GⅠは勢いのある選手が怖い。特に選考から好調が続く選手は割引しない。

  3. 脚質と小倉の相性:差し・捲りが決まりやすいバンクなので、差し脚質の選手は高評価(ただし番手にいるかが重要)。

  4. ナイター・気象条件:ナイターで風が強いと外捲りが効きにくくなることがある。現地の天候は要チェック。

  5. 番手構成(ライン):GⅠではライン形成が複雑なため、ラインの主導権を取れるかどうか(誰が先行するか)を読む。

7) 実戦での馬券例(考え方)

  • 堅め狙い:1番車(実力者)→2〜4着に差しタイプを入れる3連複または3連単フォーメーション。

  • 中穴狙い:1着に7番車(外捲りの実績者)→2着に差し系→3着に穴の番手候補。

  • 大穴狙い:本線を外して、展開が速くなった場合の追い込み系(差し)を厚めに買う。過去の荒れ年の決勝で高配当が出ている。

8) まとめ(予想への持ち込み方)

  • 小倉の朝日新聞社杯(競輪祭)は車番バイアス(1・7)+差し主導の場というポイントをまず押さえる。

  • 予想は「車番(特に1・7)の顔ぶれ確認」→「脚質(差しor捲りor先行)」→「直近の勢い」→「ライン関係・天候」の順で重みづけすると良い。


では、上述の出場予定選手・バンク特徴・展開読みを踏まえて、私なりの“優勝狙い”および“穴狙い”の選手を挙げます。

あくまで予想であり、最終車番や展開次第で大きく変わる点ご承知おきください。

◎優勝本線候補

  • 古性優作:選考1位、実績・安定感ともトップクラス。GⅠ舞台での勝負強さも魅力。

  • 郡司浩平:決勝常連&勝ち味も十分。今回も優勝争いの中心に来るでしょう。

  • 脇本雄太:前年度優勝者。舞台・展開・モチベーションすべて整いそう。

○上位狙い候補

  • 眞杉匠:若さと勢いを活かして一気に台風の目となる可能性。

  • 岩本俊介:ベテランらしい落ち着きと位置取りで決勝まで踏ん張るタイプ。

▲穴・波乱候補

  • 中野慎詞:S1クラスながら勢いあり。番組・展開次第で浮上可能。

  • 松浦悠士:実績豊富。GⅠでは大穴を演出する背景あり。

  • 犬伏湧也:選抜順位8位とやや伏兵感あり。調子・位置取り次第で3着以内も。

予想車券(参考)

私の想定としての車券構成もご紹介します。参考にしていただければ幸いです。

  • 3連単本線:◎→○→▲
     例:古性優作 → 郡司浩平 → 眞杉匠

  • 抑え:◎→▲→○、○→◎→▲、▲→◎→○
     例:古性優作 → 犬伏湧也 → 岩本俊介 など

  • 波乱狙い:▲穴候補を絡めた「2着・3着」への流しも併用。

展開想定としては、「古性が前めで位置をキープ、郡司が番手から捲り/差し、脇本が外めから仕掛け」というイメージ。もし展開が速くなれば、穴候補が残る展開もあり得ます。


本記事では、2025年11月13日~16日に開催される小田原競輪場のGIII「施設整備等協賛競輪」に関して、開催概要・バンク特性・過去傾向・注目選手・展望・車券攻略ポイントを整理しました。

競輪初心者から中級者、ブログ読者まで幅広く対応できる内容となっています。

バンクの特徴を踏まえつつ、ライン構成や展開読みを重視することで、予想の精度を高めることが期待できます。

このレースは、4日間というシリーズ構成での実施となるため、初日から最終日までの流れを追うことで、より深い読みが可能になります。

ぜひ、11月の小田原で繰り広げられる熱戦を楽しみながら、車券購入をしてみてください。




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