2025年高松宮記念杯競輪【展望&完全予想】勝ち筋早見表・有力選手徹底分析

G1第76回高松宮記念杯

高松宮記念杯競輪(たかまつのみやきねんはいけいりん)は、日本の競輪界で開催されるGI(グレードワン)レースのひとつで、伝統と格式を誇るビッグレースです。

梅雨の時期の熱い戦いは、競輪ファンにとって見逃せない一大イベントのひとつとなっています。


  • 正式名称:高松宮記念杯競輪(たかまつのみやきねんはいけいりん)

  • 略称:宮杯(みやはい)など

  • 格付け:GI(G1)レース

  • 主催:JKA(公益財団法人JKA)

  • 開催時期:毎年6月(梅雨の時期)

  • 開催地:開催地は持ち回りですが、近年は近畿地区の競輪場での開催が多いです(2024年は岸和田競輪場で開催)


● 宮様の名を冠した唯一のGI

「高松宮記念杯」は、競輪界で唯一「皇室(旧皇族)」にゆかりのある名称を冠したレースです。

高松宮宣仁親王殿下が競輪の発展に尽力されたことに敬意を表して、1950年に創設されました。

● 地区対抗戦の色が強い

かつては「東西対抗戦」として開催され、現在でもその名残から、選手が地区ごとに分かれて予選を戦う形式が特徴的です。

これは他のGIレースには見られない特異な点です。


● 出場資格

基本的にはS級S班、S級1班など、上位ランクの選手が選抜され、全国からトップクラスの競輪選手が出場します。

● レース構成

  • 6日制(または4日制)で行われることが多く、予選・準決勝・決勝と勝ち上がり形式

  • 決勝戦には各地区の代表格が進出し、地区間の「誇り」をかけたレースとなる


● 賞金

  • 優勝賞金:約3,000万円前後

  • 年間のGIレースの中でも高額賞金が設定されています。

● 注目度

  • オールドファンからの支持も厚く、名誉あるGIタイトルとして、多くの選手が目標に掲げる大会です。

  • GI初制覇を狙う若手と、GI常連のベテランとの激突が見ものです。


開催日程2025年6月17日(火)〜22日(日)
会場岸和田競輪場(大阪府岸和田市)
形式東西対抗戦を取り入れた6日間制・決勝9車立て
出場人数計108名(東・西地区から各54名)
グレードGI(グレード1)
賞金優勝賞金約3000万円+副賞


① 勝率・連対率上位選手

netkeirinが公表する直近データでは、勝率トップ3は以下のとおり:

  • 太田海也:55.5%

  • 郡司浩平:53.8%

  • 古性優作:50.0% 

連対率・3連帯率でも上位を維持。特に直線50–60mコース勝率では、脇本雄太(56.9%)が頭一つ抜けており、以下太田、郡司、古性らが続いています

※直線長・開催時間帯(昼)・最終日出場など、開催スケジュールに応じた有力選手の傾向が顕著。

② 特殊区間・時間帯適性

  • 直線重視・昼開催適性

    • 脇本雄太:直線56.9%、昼時間帯57.2%と圧倒的

    • 太田海也・郡司浩平:大きくスコアを下げているが、依然優秀

  • 最終日決勝戦勝率

    • 太田海也45.5%、脇本雄太43.8%、郡司40.3%、古性39.2%

以上から、ラスト日に強い選手は序盤〜中盤の走りの質に加え、大会運びの巧者でもあると考えられます。


◆ 脇本雄太(S級S班)

  • 勝率・連対率全項目でトップクラス(特に直線56.9%)

  • 昼開催向きで、6日制にも耐えるスタミナ・調整力あり

  • 東西対抗の“旗振り役”としてメンタル面でも中心

◆ 太田海也(S級S班)

  • 勝率55.5%と群を抜く

  • 最終日勝率45%で、決め手の強さを発揮

  • 近畿所属で地元枠・応援も味方に

◆ 郡司浩平(S級S班)

  • 総合力に優れ、安定した走りが持ち味

  • 決勝枠争いにも強く、東西両都市圏で存在感大

◆ 古性優作(S級S班)

  • 勝率50%で太田・郡司に続く

  • 準決勝・決勝での差し・まくり型戦法が得意

◆ 清水裕友(S級1班)

  • 注目の若手で飛び級昇格組

  • 山場で好走する一発型、決勝進出者9名にも含まれる

◆ 木村安記注目:福永大智(27歳・若手)&山口拳矢

  • 両選手とも若手ながら近畿勢+地元バンク適性あり


  • 岸和田会場+地元枠の優位性:

    • 太田、福永、古性など近畿勢に地元追い風

  • 地区別戦法の落とし穴

    • 东西分かれた予選で、異地区間協調・封じ合いの戦略が顕著

  • 関東・南関東選手層

    • 郡司(南関東1)、清水(関東)など、ベテランの安定感が強み

準決勝では「白虎賞(西)」「青龍賞(東)」と分かれ、代表枠争いが激化。特に西地区は古性・脇本・太田が連携強固でパワーバランス高いです


  • 地元バンク優勝パターンが多く(例:2024年 古性/岸和田)

  • 東西交代制のため、近年は「西勢」連勝、他時期に東勢が巻き返す周期あり

  • スタミナ重視 vs 勝負強さ重視:6日間レースを完走できる持久力ある選手が有利

  • 直線長バンクor短バンク問わず適応力:京阪岸和田は直線50–60mと標準的で直線能力重視


観点展開・注目選手
直線重視+昼間安定走脇本雄太(圧倒)
地元近畿勢・地元ファクター太田海也、福永山口
ベテラン・冷静勝負対応郡司浩平、古性優作
波乱要因・若手台頭福永大智(地元期待値あり)、清水裕友(関東)
地区間連携戦略西:脇本・太田・古性、東:郡司・清水+関東ブロック

本命想定(決勝着順予測)

  1. 脇本雄太

  2. 太田海也

  3. 郡司浩平
    一発含み:古性優作、清水裕友

波乱シナリオ

  • 若手福永・山口が決勝で伸び、一発優勝

  • 東地区連携が大化けしてワンツー形成


  • 直線勝率重視で複勝狙い(脇本・太田・郡司)

  • 三連単の軸は脇本~太田、相手に郡司・古性+若手2名

  • 枠連狙いでは東西勢のバランス重視

  • カラ車ライン注目:西勢ライン完成度高く、外枠注意


2025年大会は「地元岸和田勢」「直線・昼間特性」「東西対抗心理戦」が複合した読み応えある構図。

6日制耐久力を通じ、脇本・太田・郡司といった王道実力派が中心ながら、若手の台頭・東西駆け引き・地元盛り上げ波が見どころです。

以上、みんちゃり独自分析でお届けしましたが、特に直線能力・地区連携・地元優位性が予想の鍵を握りますが、ご参考にお願いします。



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