岸和田競輪場の特徴と予想攻略|差し・まくりが活きる500mバンクの傾向を解説

岸和田競輪

岸和田競輪場(きしわだけいりん)は、大阪府岸和田市に位置する近畿エリア唯一の500mバンクを持つ競輪場で、全国でも数少ない長距離バンクのひとつです。

この記事では、岸和田競輪場のバンク構造、決まり手の傾向、予想に活かせるポイント、注目の地元選手、アクセス方法までを網羅的に紹介。

とくに「展開を読むのが難しい」とされる500mバンクならではの攻略法に迫ります。


レース場名岸和田競輪場(浪切バンク、きしわだバンク)
コース情報周長 400m
見なし直線距離 56.7m
センター部路面傾斜 30゜56´0″
直線部路面傾斜 2゜51´45″
ホーム幅員 10.2m
バック幅員 10.1m
センター幅員 7.3m
所在地〒596-0006 大阪府岸和田市春木若松町22-38
電話番号0724-22-4846
公式サイトURLhttps://chalionkun.com/
アクセス■電車
南海電鉄 南海本線・空港線「春木駅」下車、2番線(なんば方面)ホーム側の線路沿いをなんば方面に向かって徒歩6分
JR阪和線・関西空港線「下松駅」下車→ローズバス「JR下松駅前」で乗車→「競輪場前」
JR阪和線・関西空港線「久米田駅」下車→ローズバス「下池田町」で乗車→「競輪場前」
※ローズバスについては岸和田市のホームページをご覧ください。

■車
阪神高速4号湾岸線「岸和田北出口」を降りる→南東へ直進→臨海線通過→直進→陸橋を超えて高架道を登らずに左側道→堺阪南線「磯ノ上南交差点」直進→左側道に入る→競輪場駐車場
近畿阪和自動車道「岸和田和泉出口」を降りる→内畑・岸和田方面へ→岸和田和泉インター西交差点を右折→高架道を登る→国道26号線「中井町」交差点を直進→左レーンを走行→2つ目の高架道を登り途中を左に下りる→直進レーン→堺阪南線「磯ノ上南交差点」を直進→左に競輪場駐車場

周辺無料駐車場(5ヶ所) 3,740台収容
施行者岸和田市
所有者岸和田市
マスコット岸和田競輪 - チャリオン
「チャリオン」
Youtubehttps://www.youtube.com/channel/UChHOZZ-KJgahUia5vxQnvNw
Xhttps://x.com/chalionkun

施設情報

  • 屋外スタンドで観戦しやすい

  • ファミリー向けエリアや飲食ブースもあり

  • 駐車場完備(無料・大型バス対応可)

  • 予想イベントやトークショーも随時開催

※ナイター・ミッドナイト競輪は未対応ですが、G1・G3開催ではイベントが豊富で、観戦の満足度も高い会場です。


岸和田競輪場最大の特徴は、国内でも珍しい500mバンクという点です。

これは1周が長く、コーナーが緩やかな分、スピードに乗るタイミングが遅れやすく、仕掛けのタイミングが勝敗を大きく左右します。

バンクのポイント

  • コーナーが広く緩やかで脚をためやすい

  • 直線距離が長く、差し・まくりが決まりやすい

  • 風の影響が強い日もあり、逃げ切りが難しい

  • 番手選手の差しや、自在型のまくりが台頭

とくにバック側(3~4コーナー)の風が強く吹くことも多く、風に逆らって逃げると消耗が激しいため、逃げ選手はやや不利な傾向です。


過去数年のデータに基づく、岸和田競輪場での決まり手は以下の通りです。

決まり手割合(目安)
差し約48%
まくり約30%
逃げ約22%

「差し」が際立って多く、「まくり」もそれに続きます。

特に500mバンクでは、中団より後ろに構えるまくり選手が一気に仕掛けて勝ち切る展開が多く見られます。


【1】差し狙いが基本!番手選手を本命に

逃げが残りにくいバンク構造のため、ライン戦では番手の差しが1着になるパターンが王道。脚質やライン構成を見ながら、差し屋に注目しましょう。

【2】自在型のまくりは期待大

バック中団から動ける自在型選手がいると、仕掛け次第で一気に展開が変わります。残り半周からスパートできるスピード型に注目

【3】風向き・天候の影響をチェック

岸和田バンクは屋外型で、海風の影響が大きい競輪場です。とくに春~初夏はバック側の風が強く、前に出る選手が消耗しやすい日も。レース前には風速・風向き情報を確認しましょう。


G1高松宮記念杯競輪

  • 開催地:毎年6月に岸和田で開催(※数年ごとに持ち回りあり)

  • 格付け:G1(グレードレース)

  • 特徴:梅雨時期の開催で風と天候が予想のカギ

このG1では全国トップレーサーが集まり、スピードと戦術のぶつかり合いが見られます。ライン重視の構成と風の読みが的中率を左右します。


  • 南潤(大阪):実力派の先行型。タイミングがハマれば逃げ切りも

  • 椎木尾拓哉(和歌山):番手からの差しで安定感抜群

  • 犬伏湧也(徳島):まくりの破壊力に注目(近畿連携も)

地元選手が積極策を見せるケースも多く、岸和田では地元ラインの番手選手が狙い目になることも。


岸和田競輪場は、長い直線と緩やかなカーブが特徴の500mバンク

逃げよりも差し・まくりが決まりやすく、ラインの番手や中団の自在型が展開を制するレースが多くなります。

予想の基本ポイント

  • 差し中心で構成し、番手選手を軸に

  • まくり型・自在型の脚質にも注目

  • 風向き・気象条件は必ず確認

  • 地元ラインの動きも見逃せない

バンクの特性をしっかりと理解して、岸和田での的中率アップを目指しましょう!