年始を彩る近畿の重要GⅢ
和歌山グランプリ は、
和歌山競輪場で毎年1月に開催されるGⅢ記念競走です。
近畿地区を代表する記念開催のひとつであり、年始シリーズの中でも特に ライン戦の濃さとレベルの高さ が特徴です。
2026年大会は2026年1月9日（金）〜1月12日（月） の4日間開催予定。
前年末のKEIRINグランプリ、年始の立川記念（鳳凰賞典）を経て行われるため、
年末年始で調子を維持している選手
ここから本格始動するトップ選手
近畿勢の結束力
が色濃く表れやすい開催となります。
和歌山グランプリは単なるGⅢではなく、「その年の近畿勢の勢力図を占う一戦」 としても注目度が高いレースです。
目次
【和歌山グランプリ】和歌山競輪場のバンク特徴｜予想の土台になる重要ポイント
◆ 和歌山競輪場 基本データ
周長：400m
見なし直線：約59.9m（全国でも長め）
カント：標準
クセ：少なめだが、直線勝負色が強い
和歌山競輪場は、「差し・追い込みが決まりやすい競輪場」として知られています。
直線が約60mと長いため、
番手差し
3番手からの突っ込み
コースを突いた鋭い追い込み
が非常に有効です。
一方で、400mバンクらしく 先行選手が主導権を取れば粘り込みも可能。
ただしGⅢクラスになると、単純な先行逃げ切りは難しく、ライン全体の完成度 が結果を左右します。
【和歌山グランプリ】基本傾向｜近畿ラインが主役
和歌山グランプリ最大の特徴は、近畿ラインの結束力が非常に高い 点です。
◆ 和歌山開催でよく見られる構図
近畿ラインが主導権を握る
他地区は単騎または短いライン
番手・3番手が有利な展開になりやすい
特に和歌山は地元選手への声援が強く、地元・近畿勢は積極的なレース運びをする傾向があります。
その結果、
番手差し
3着にライン3番手
近畿ライン独占決着
といった結果が多くなりやすいのです。
【和歌山グランプリ】正月〜年始開催の特徴｜読みどころ
和歌山グランプリは 年始2週目 にあたる開催で、選手の状態差がはっきり出やすいのも特徴です。
年始開催ならではのポイント
年末から走り続けている選手は疲労が残る場合あり
ここを初戦に定めて調整してきた選手は仕上がりが良い
ベテランは無理をしない傾向
若手・中堅の積極策が目立つ
特に近年は、「30代前半〜中盤の近畿自力型」 が主役になりやすく、ラインを引っ張れる存在がいるかどうかが予想の分かれ目になります。
【和歌山グランプリ】2026 注目選手タイプ別分析
※出走表未発表のため、ここではタイプ別に有力像を整理します。
◆ 本命候補①：近畿の番手差しタイプ
和歌山バンクとの相性が良い
直線勝負に強い
正月開催でも安定感がある
→ 和歌山グランプリでは最重要の存在
◆ 本命候補②：近畿の主導権型先行選手
積極的に駆けられる
番手が強力な場合は信頼度アップ
→ 逃げ切りより「2着残り」で車券の軸になりやすい
◆ 対抗評価：他地区のまくり型
中団確保が絶対条件
仕掛けのタイミング次第
→ 展開が向けば一気の頭もあり
◆ 穴候補：単騎差し・若手昇格組
コース取りが巧い
最終直線の伸びが良い
→ 3着絡みで高配当を演出
【和歌山グランプリ】決勝レース想定展開
和歌山グランプリ決勝では、
近畿の先行型が主導権
他地区が中団争い
残り1周からペースアップ
4コーナーで番手が絶好
という流れが非常に多くなります。
和歌山の長い直線では、
番手差し
3番手の突っ込み
外を伸びる追い込み
が同時に発生するため、3着候補を広く取る のが配当アップのコツです。
【和歌山グランプリ】予想総まとめ
和歌山は 差し・追い込み有利なバンク
近畿ラインの結束が最大の鍵
番手評価を最優先
若手・中堅の積極策を軽視しない
和歌山グランプリは、「ラインをどう読むか」 がすべてと言っても過言ではありません。
2026年の競輪シーズンを占う意味でも、この和歌山GⅢは非常に重要な一戦となるでしょう。
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