
「第21回サマーナイトフェスティバル(SNF)」は、玉野競輪場で開催される、4日間制GⅡ(グレード2)競輪です。

目次
【SNF】大会の概要
開催日程:2025年7月18日(金)〜21日(月・祝)の4日間ナイター
開催地:岡山県・玉野競輪場(400 mバンク/見なし直線47.9 m)
格付け:GⅡ
大会愛称:「夜王決定戦」—優勝者に“Night King”の称号が与えられる
施行者:玉野市/JKA
レース編成:12R制×4日、最終日は決勝を含む9車立て
玉野は瀬戸内沿岸で風向きが変わりやすい一方、カントが緩く癖の少ない円形に近いバンク。捲り・差し追込みの伸びが利きやすいのが特徴です。
【SNF】出場資格と構成
出場総数:S級S班8名+S級1班/2班を含め108名(補欠7名)
主な選考条件
S班在籍者
期間内のGI・GII・GIII・FI優勝者(同数は平均競走得点順)
ナショナルチーム強化指定選手 など
トーナメント形態
初日(特別選抜予選27名)→準決(11・12R)→決勝
ガールズケイリンフェスティバル併催(3日制)
この「短期4日トーナメント」はスピード勝負とライン連携の両立が必要で、“抜け番”がない点がGⅠとは異なる緊張感を生みます。
【SNF】賞金と注目度
着順 | 賞金(概算)* |
---|---|
優勝 | 1,500万円 |
2着 | 620万円 |
3着 | 410万円 |
4着 | 275万円 |
5着 | 200万円 |
※KEIRIN.JPの賞金表および昨年実績より
優勝賞金1500万円は「ウィナーズC」「共同通信社杯」と並ぶGⅡトップクラス。
賞金ランクを一気に押し上げられるため、GP出場ボーダーにいる選手ほど積極策を取りやすい点も“荒れるナイター”の引き金になります。
【SNF】過去データ分析(直近10大会)
年 | 優勝 | 所属 | 備考 |
---|---|---|---|
2024 | 眞杉匠 | 栃木 | 捲り一気で初戴冠 |
2023 | 松浦悠士 | 広島 | 3連覇達成 |
2022 | 松浦悠士 | 広島 | 2連覇 |
2021 | 松浦悠士 | 広島 | 追込み差し |
2020 | 清水裕友 | 山口 | 先行押切 |
2019 | 村上博幸 | 京都 | 地脚活かし逃げ残り |
2018 | 渡邉一成 | 福島 | 番手捲り |
2017 | 新田祐大 | 福島 | ロング捲り |
2016 | 浅井康太 | 三重 | 中団捲り差し |
2015 | 近藤龍徳 | 愛知 | まくり |
西地区(近畿・中国・四国)の優勝は7/10と高比率。直線の伸び・ライン結束の強さが要因。
先行残り/番手捲り/中団捲りが均等で“仕掛けのタイミング”が最大鍵。
松浦悠士の3連覇などリピーター実績が目立つ=“バンク相性”は侮れない。
【SNF】有力選手(2025年エントリー)
選手 | 級班 | 特徴・近況 |
---|---|---|
古性優作(大阪) | S班 | 近畿ラインの司令塔。持久力と差し脚の二刀流でバンク適性◎ |
郡司浩平(神奈川) | S班 | 今年勝率55%超。踏み出し鋭く番手戦もこなす万能型。 |
脇本雄太(福井) | S班 | 圧倒的先行力。“逃げ切り”で他をねじ伏せるレベル。 |
眞杉匠(栃木) | S班 | 2024年覇者。捲りの爆発力はGⅡトップクラス。 |
新山響平(青森) | S班 | 北日本期待の先行屋。展開主導権を握る存在。 |
清水裕友(山口) | S班 | 差し鋭く玉野は“半地元”。風対応と伸びは随一。 |
犬伏湧也(徳島) | S班 | 自力でのハイパワー先行。玉野400 mと好相性。 |
松浦悠士(広島) | S班 | 歴代最多3勝。“夜王”相性抜群も今年は調子波。 |
若手注目=中野慎詞(岩手・121期)・太田海也(岡山・121期)はナショナル帰りのハイケイデンスで一発警戒。
【SNF】展望と注目ポイント
近畿ライン vs 西中国ラインの主導権争い
脇本—古性—松浦—清水の並びになれば西勢が大枠を制圧。
東の切り札は眞杉匠+郡司浩平
捲り脚の眞杉が届く展開なら関東ラインが一気に台頭。
玉野特有の海風コンディション
バック向かい風なら「番手捲り」「差し」が伸びる日が多い。
4日制への変更で“持久力>瞬発力”
昨年までの3日制より1日延び、準決~決勝の疲労管理が鍵。
賞金争い熱—GPボーダー勢が攻める
眞杉(賞金ランク14位)・犬伏(17位)がボーダー突破を狙い強気に仕掛け可。
決勝シミュレーション(本命〜穴)
本命:古性優作—脇本雄太の近畿ワンツー
対抗:眞杉匠/松浦悠士
連下:郡司浩平/清水裕友/新山響平
大穴:中野慎詞(121期)・太田海也(121期)
【SNF】まとめ ― 2025年“夜王”を射抜く鍵
風向きと仕掛けのタイミングを読む――玉野400 mは“差し”優位でも強風で局面が激変。
西勢優位の歴史を覆すには、眞杉・郡司ら東ラインの結束が不可欠。
4日制+1500万円の高額賞金で“勝負駆け”の動きが増え、波乱含みのハイレベル短期決戦が予想される。
最新の前検インタビューや並び情報が出揃う前日夜が車券戦略のラストチャンス。
ぜひ本稿をベースに、ファンの皆さんそれぞれの“真夏の夜勝負”を組み立ててください。
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