
奈良県奈良市に位置する奈良競輪場は、西日本では珍しい333mバンクを採用している競輪場です。
コンパクトな走路と急なカント(傾斜)を活かしたスピーディーなレース展開が魅力で、初心者にも見応えのあるレースが繰り広げられます。
この記事では、奈良競輪場のバンク特徴や決まり手、予想のポイント、アクセス情報、注目レースなどを詳しく解説します。
目次
【奈良競輪場】基本情報
レース場名 | 奈良競輪場 |
コース情報 | 周長 333m 見なし直線距離 38.0m センター部路面傾斜 33゜25´47″ 直線部路面傾斜 4゜51´48″ ホーム幅員 10.8m バック幅員 7.8m センター幅員 7.8m |
所在地 | 〒631-0811 奈良県奈良市秋篠町98 |
電話番号 | 0742-45-4481 |
公式サイトURL | https://www.narakeirin.jp/ |
アクセス | ■電車・バス 近鉄・大和西大寺駅下車バス5分 (開催日は無料バス運行) 近鉄京都線・平城駅下車徒歩7分 ■車 第2阪奈道路宝来インターより15分 (各交差点に案内看板有) 隣接無料駐車場 2500台 |
施行者 | 奈良県 |
所有者 | 奈良県 |
マスコット | 「飛天ちゃん」 |
Youtube | https://www.youtube.com/@narakeirin |
X | https://x.com/narakeirin53 |
奈良競輪場は1950年開場の老舗競輪場で、山あいの自然に囲まれた落ち着いたロケーションも魅力のひとつです。
【奈良競輪場】バンク特徴
奈良競輪場の最大の特徴は、333mバンクという短走路です。
現在、日本全国でも数か所しか存在しない333mバンクは、レース展開が他の400m・500mバンクと大きく異なります。
特徴まとめ:
周長333.3mと短く、周回数が増える(6周=2,000m)
カーブが急で、カントが深い
見なし直線距離38.0mと短い
逃げ・先行タイプに有利な展開が多い
コース取りと踏み出しが重要
コーナーが多く、直線が短いため、差し・追い込みが決まりにくく、先行逃げ切り型が活躍しやすい傾向があります。
【奈良競輪場】決まり手と脚質の傾向
奈良競輪場は先述のとおり、「逃げ・まくり」が決まりやすく、ラインの先頭を走る選手が有利になりやすいレース展開になります。
決まり手データ(傾向):
逃げ:多い
まくり:平均
差し:やや少ない
追い込み:少ない
333バンクの性質上、ゴール前の直線が非常に短いため、追い込みで届かない展開が多くなります。そのため、先行ラインを重視した予想が有効です。
【奈良競輪場】予想のポイント
ポイント①:位置取りが重要
奈良バンクでは、番手・3番手の位置取りで勝負が決まることが多く、コース取りや内を突くテクニックが勝敗を分けます。
ポイント②:逃げラインを狙う
短い直線ゆえ、逃げ選手がそのまま粘るパターンが多いため、先行タイプの選手とその番手選手のセット買いが有効です。
ポイント③:決まり手と脚質の把握
選手の決まり手や得意バンクをよく把握することで、奈良独自の展開を予想しやすくなります。
【奈良競輪場】地元選手の活躍とライン戦
奈良競輪場は近畿地区にあるため、近畿ライン(大阪・京都・奈良・兵庫など)が主導権を握るレース展開がよく見られます。
特に、地元奈良支部の選手たちは奈良バンクを熟知しており、先行力に長けた選手がそろっているため、地元選手がラインの起点となるケースも多くあります。
注目選手が出場する場合は、素直にライン重視で狙っていくのが基本です。
【奈良競輪場】施設情報
観客スタンドはコンパクトで見やすい
バリアフリー設備も一部導入
ファン向けのイベントも随時開催
地元グルメや売店も充実
地元ファンに親しまれ、初心者でも訪れやすい雰囲気の競輪場です。
【奈良競輪場】代表的な開催レース「春日賞争覇戦(G3)」
奈良競輪場で最も注目される開催が、年1回行われる「春日賞争覇戦(G3)」です。
開催時期:例年2月〜3月
近畿・中部のトップ選手が多数出走
333バンクを熟知した地元勢が強さを見せる
G3開催は地元の実力選手が全国の強豪に挑む絶好の舞台で、注目カードが連続する白熱のシリーズです。
【奈良競輪場】まとめ|奈良競輪場は先行重視のテクニカルバンク!
奈良競輪場は、333mという短走路が生むスピーディーなレース展開が特徴で、先行・まくりの選手が力を発揮しやすいバンクです。
333mバンクで短距離・急カーブが多い
逃げ・まくりが有利、差し・追い込みは届きにくい
近畿ラインが中心となる展開が多い
アクセスしやすく、初心者にもおすすめの観戦環境
奈良競輪の特性を理解し、ラインや脚質、決まり手を軸に予想を組み立てることで、的中率のアップが見込めるでしょう。