2025年阿波おどり杯争覇戦(小松島GIII)完全展望|開設75周年記念を制すのは誰だ?歴代優勝・賞金・有力選手を分析

GⅢ阿波おどり杯争覇戦

徳島県小松島競輪場で行われる記念競輪 「阿波おどり杯争覇戦」 は、今年で 開設75周年 を迎える伝統のGIII。

開催日程は 2025年7月3日(木)〜6日(日) の4日間制で、周年行事と合わせた場内イベントも多数予定されています。

バンクは周長400 m・直線55.5 mとやや長めで、海に最も近い競輪場と言われる立地から 紀伊水道の海風がレース展開に直結 するのが最大の特徴です。


出場総数は S級S班4名+S級1・2班を含む計108名(補欠7名)

勝ち上がりは〈一次予選→二次予選→準決→決勝〉の4段階で、各日とも12R開催・最終日は決勝を含む9車立て。

S班からは 古性優作(100期/大阪)・松浦悠士(98期/広島)・岩本俊介(94期/千葉)・犬伏湧也(119期/徳島) が参戦。

地元徳島支部からは太田竜馬・島川将貴らS1勢が厚く布陣し、“地元ライン”の結束が見逃せません。


GIIIながら 優勝賞金は560万円(副賞別途)で、昨年より増額され、賞金ランキングを押し上げるうえで大きな一戦となります。

開設75周年の節目とあって地元メディア露出・イベント規模は例年以上。

“阿波おどり杯”の名が示すとおり、徳島の夏の風物詩とリンクしたファン参加型企画が多数組まれ、全国配信されるナイター照明の下で大観衆が集結します。


優勝者所属備考
2024犬伏湧也徳島地元勢初V
2023松浦悠士広島番手捲り
2022眞杉匠栃木ロング捲り
2021太田竜馬徳島逃げ残り
2020原田研太朗徳島先行押切
2019太田竜馬徳島差し切り
2018牛山貴広茨城番手捲り
2017村上義弘京都追込み
2016平原康多埼玉差し
2015平原康多埼玉差し

傾向の要点

  • 過去10年で 西地区(近畿・中国・四国)7勝。バンク適性とライン結束が勝敗を分ける。

  • 逃げ残りは3例のみ。差し/番手捲り型が優位

  • リピーター性能 が高く、太田・松浦が複数回戴冠。


選手級班特徴
古性優作(大阪)S班総合力万能。差し脚◎、400 mバンク適性高い。
犬伏湧也(徳島)S班昨年Vの地元エース。先行力で押し切るパワー型。
松浦悠士(広島)S班2023覇者。番手捲りで“再現V”を狙う。
岩本俊介(千葉)S班タテ脚鋭い関東の逃げ屋。風を味方に一発。
太田竜馬(徳島)S12019・21優勝。地元声援と抜群のバンク相性。
島川将貴(徳島)S1ハイパワー先行。犬伏とのWラインで主導権。
嘉永泰斗(熊本)S1デビュー以来急成長。番手戦の巧さ光る。

一次予選12Rの想定メンバー表からも、古性—犬伏—岩本のS班三強を軸に、地元徳島勢が多重ラインを形成する見込みです。


  1. 近畿vs中国・四国の主導権争い

    • 犬伏・太田・島川の徳島ラインが主導権を奪う展開が本線。古性が番手で溜めて鋭く差せばワンツー決着も。

  2. 海風と直線55.5 mがレースを激変

    • 向かい風なら逃げ残り減少、差し脚が伸びる。追い風なら犬伏や嘉永のロングスパートが決まりやすい wsobv.com

  3. “差し有利”データ vs 犬伏の先行力

    • バンク傾向は差し優位だが、昨年犬伏が真夏の海風を制して逃げ切りV。レースの仕掛けどころをどう修正するかが各ラインの課題。

  4. リピーター勢の実績

    • 太田・松浦ら複数優勝経験者の“相性”は侮れず、古性も近畿記念での勝率が高くバンク適性は十分。

  5. 開設75周年特需の大観衆

    • トークショーやキャラショーが連日組まれ、ファンの熱気がピークに。地元勢の士気を一段押し上げそう。

車券作戦のヒント

  • 本命フォーカス:古性—犬伏の折り返しを軸に三連単フォーメーション。

  • 波乱狙い:岩本の捲り一撃や嘉永の先行残りを絡めた高配当。

  • 枠連妙味:徳島+近畿の両立て枠を厚めに。


阿波おどり杯争覇戦2025は、“海風×差しバンク”という独特の舞台地元徳島勢とS班トップスター が激突する短期決戦。

データ上は差し有利でも、犬伏湧也の圧巻先行力や太田竜馬のリピート適性が展開を支配する可能性が高い。

一方で古性優作の自在脚、松浦悠士の番手捲り、岩本俊介の関東勢スピードと、ライン間の駆け引き が波乱含みの“夏の陣”をさらに面白くする。

風向きと仕掛けのタイミングをどう読むか―― それが75周年記念タイトルのカギを握る。

過去データとバンク特性、そして当日の気象情報を合わせ、ぜひ“阿波おどり杯”を攻略していきましょう!


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